今回はおせち料理の由来や歴史、意味について解説します。
おせち料理とは何か?
お正月に食べられる伝統的な日本料理の一つです。新しい年に幸せを呼ぶ縁起物とされており、複数の料理が詰め合わされた重箱に入って提供されます。
おせち料理の歴史
おせち料理の起源は弥生時代(前10世紀 – 後3世紀中頃)にまで遡ります。稲作が中国から日本に伝来し、同時に「節」を季節の変わり目とする暦ももたらされたことで、節ごとに収穫を神様に感謝してお供え物をする風習が生まれたのだそう。
おせちが定着したのは、節の儀式が宮中行事として執り行われるようになった奈良時代(710年ー794年)と言われています。
江戸時代(1603年ー1868年)に入り、幕府が「節句(せっく)」の名称で公式な祝日として定めると、庶民の生活にも浸透しました。「おせち」と呼ばれ始めた第二次世界大戦後だそうです。
おせち料理の意味
おせち料理の始まりは、節といわれる季節の変わり目ごとに、豊作を感謝して神様にお供え物をした「節供」に由来しています。お供え物として作物で作った料理が、おせち料理の始まりです。
まとめ
おせち料理は、「節」といわれる季節の変わり目に神様に収穫を感謝する風習が起源であるということがわかっていただけたでしょうか?
次回は、黒豆、かまぼこ、数の子などおせち料理に使われる代表的な食材やそこに込められた意味などを解説していきます。